20代女性がアイカツ！にはまった物語――かわいいは正義（1）
こんなはずではなかった･･･。
まるで底なし沼のように私を魅了する愉快なアイドルコンテンツのお話。
きっかけはアニメ
在宅中は常にアニメやアイドル映像を流しながらマルチモニタの前で作業をしています。
主に同人誌の制作。何故か映像を観ていたほうが作業が捗る不思議。
ジャンルは拘らない。できれば劇中に歌が流れるとノリノリになれるので良い。
好きな作品は何度でも観るけれど、その時は何か新しいものを開拓したい気分だった。
締切と戦いながら平日は4時間、休日は終日机に向かって過ごしている。
長く楽しみたいのでできれば話数が多いほうがいい。
こうしてたまたま選んだアニメが「アイカツ！」でした。
私の熱いアイドル活動、アイカツ！始まります！ﾌﾌｯﾋ
突然のショタ降臨
いよいよ始まった私のアイドル活動！
第1話 私がアイドルになっても？ - TVアニメ「アイカツ！」をみよう！| データカードダス アイカツ！
この第1話で主人公・星宮いちごちゃんはトップアイドル・神埼美月さんと出会い、
どこまでも熱くアイ！カツ！することとなる。
ここでキーパーソンとなるのが後のアイカツ新聞編集長(？)、星宮らいちくん(10)である。
もちろんかわいい女の子はだいすきだ。いちごちゃんもあおいちゃんもかわいい。
だがしかし、星宮らいちくん、君はどうしてこんなにかわいいんだ。
アイドルに憧れて切り抜きを集めている小学生男子。かわいいじゃないか。
社会へ解き放たれ疲弊した心と体を多次元の美少年少女たちの力によって癒すことを生業としているおたく
こと私は、まんまと美少女とショタに釣られ、続きを視聴することとなった。
ライブがかわいい
アニメ「アイカツ！」の見所のひとつといえるのがこの、CGを使ったライブやオーディションの演出だ。
初期はアニメと絵柄のギャップがあり「お？」と驚いたものです。
しかし回を重ねるごとにその違和感が消えていく。
そして動きがかわいい。やっぱりアイドルのダンスはかわいいしすきだなー。
CG界隈くわしくないのでわからないが、とにかく精密な表現で
我々が「かわいい！」と思う女の子の動きが再現されている。
キャラのモーションや表情は「違和感があるな～」と思っていたはずが、
いつの間にか「微妙な表情の変化、動きにときめく」レベルに。
これこそがアイカツ！が2年かけて積み重ねてきたものなのかもしれない。
この表情と動き、どんどん磨きがかかっている。最高にかわいい。
3年目からの主人公・大空あかりちゃんのオーディションステージはすばらしい例だ。
76話「びっくりフレッシュガール」をご覧いただきたい。
この話で大空あかりちゃんは「アイドル活動」を披露するのだが、
まだまだ歌やダンスには課題が山積み。
なんと、この回のライブシーンではCGであかりちゃんの不慣れな感じや振り間違いまで表現されているのです。
これがもうとんでもなくかわいい。実際にアイドルの現場に行ったときのような臨場感。
はらはらどきどき、うちの子は今日も大丈夫かしら、そんな母のような、不思議な気持ち。
まさかこれがアニメで体験できるとは･･･。
すごくかわいくてかわいい。です。
曲もバリエーションが豊富で作り手さんたちの本気を感じるし、飽きが来ない。
そして耳に残るメロディー。女児向けではあるがそれ以外の幅広い層に愛されているのがわかります。
とにかくはまった――全話マラソン完走
駆け抜けた3日間でした。連休を利用し画面に張り付いてバンダイチャンネルに課金。
そして、即毎週録画を設定。うきうきしながら毎週録画を確認している。
完走しても、また1話に戻り最新話まで～。という生活に。
観るたびにかわいいが見つかる原稿のお供！なんて素敵な生活でしょう。
アイカツ！したい――アイカツ！おねえさんへの道
アニメを観始めた翌日、私はアイカツ！の扉を開いた。
そう、某家電量販店の玩具売り場へ足を運んだのだ。
データカードダスの仕組みは知っていた。あとはアレを手に入れるだけだ。
―――そう、学生証（ICカード）を。
テーマがそろったカードもほしかったのでこちらをチョイス。
最寄りのスーパーに筐体があることもリサーチ済み。
あとはそこへ向かい100円を投入。これで私もアイカツ！できるのだ･･･！
どきどきしながらスーパーへ。
時間は小さなお友達もおうちへ帰る時間を選んだ。
準備万端。いざ戦場へ！わくわくしながらスーパーの中の小さなゲームセンターへ。
――ちゃんと筐体がある。
――人は誰もいない。
まさにひきこもり志望のおたくにぴったりの戦場だ。
しかし人目を考えちゃんとした服を着て、ぱっと見たら普通のお姉さんにしか見えない見た目を心がけた。
最寄に知り合いはいないが、出くわした人に不快感を与えてはならない。
これが私のおたくとしてのマイルールです。出先では話す内容にも気を使い、いくら気持ちが昂ぶっても
奇声を上げてはならない。聞く人を選ぶ会話はなるべくしない。
また、飲みに行く際も個室を使用するなど細心の注意を払っている。
話がそれた。
どこにでもいる普通のお姉さんの皮をかぶったおたく（私）はついに約束の地へたどり着いた。
高まる鼓動を抑えきれない。周りには誰もいない。
ためらいなくそこに用意された椅子へ腰掛ける。おもむろに財布とピッカピカの学生証を取り出す。
ここまでは完璧だ。再度回りを確認する。――誰もいない。
あらかじめ両替し財布の中で今か今かとそのときを待っている銀色の輝き（通称:100円硬貨）を投入する。
はじまった！
ついに私の熱いアイドル活動、アイカツ！が始まるのだ。ﾌﾌｯﾋ
カードが出てくる。記念すべき初カード！残念ながらどのカードだったか覚えていない。
マイキャラの作成、プロフィールの登録を済ませ、いよいよアイカツ！
（マイキャラ作成については別途記事にしたい事案があるので後日、機会があれば語りたいところ。）
キャラクターセレクト。まずはいちごちゃんか。衣装は･･･先程手に入れた大空あかりちゃんスクールドレス。
たのしい！！！！
なにこれたのしい･･･！
幼少期よりさまざまな音ゲーを嗜んできた。初期段階でプレイ可能な最高レベルをセレクトした。
レベルはそこそこ。しかし、あの、アニメで聞いていた、あの曲で、遊べる。
そして
着せ替えられる。すごい！すごい！！！
私が過去にはまったゲーム「きらりん☆レボリューション クルキラ☆アイドルDays」を思い出した。
きらりん☆レボリューション あつめてチェンジ！クルキラ★コーデ
こちらも同様にカードを使い、アイドルを着せ替えし、音ゲーで遊ぶことができた。
しかし
アイカツ！はあの頃よりさらに進化を遂げていた。
■ アイカツ！とクルキラの違い
- データを引き継いで遊ぶことができる
- 遊べるステージがたくさんある
- 全国ランキングを見ることができる
- たくさんのキャラクターを選ぶことができる
この違いは大きい。
自分のデータをずっと使えるというのは大きいし、続けて遊びたくなる。
レベリング要素もあり、どんどんプレイしたくなる。
ランキングにもいつか載ってみたいものだ。
また、使用できるキャラも増やすことができるので、いろんなキャラに
普段着ないような衣装を着せたりする楽しみもある。
誰も人がいなかったことと翌日も休日ということもあって、その日は閉店までお世話になった。
充実した休日であった。
カードの配列などもあるのかもしれないが、詳しいことはわからない。
どのカードがレアなのかもその当時はわからなかった。
でも、どのカードもかわいいことはわかった。
かわいいカードは集めたくなるし使いたくなる。
しかも音ゲーだからハイスコアも出してみたい。
たくさんステージがあるようだからそれもどんどん攻略したい。
星座？なにそれそんなのも集められるの？？
やることは無限にある。いくらでも楽しめる。
すごいじゃないか、アイカツ！
そしてなによりかわいい。すごくかわいい。ベリーキュートだよハニーたち。
そのかわいさを引き出すのは私の仕事さ。
かわいすぎるぜ、ハニーたち！
仕事と原稿の合間にゲームセンター（本当にいつ行っても人が少ない）へ通う日々が始まった。
時間を選んでいるからか、幼女先輩にも出会わない。
たまに人に出会うが、クールに決める（そんな必要があるかは定かではない）。
そのゲームセンターには「プリパラ」の筐体も設置されたのだが、そこは人がいることもある。
むむむ、プリパラもなかなか楽しそう･･･？などと思いながらも一途にアイカツ！する私。
完全にはまっている。すごく楽しいしアイカツ！するために仕事もたまにはがんばることも増えた。
アイカツ！効果は偉大で原稿をやる時間は減ったはずなのにその分集中するためか進行が早まることもあった。
最高じゃないか、アイカツ！
こうして次第にアニメ、ゲームとアイカツ沼に溺れていった私は、来週から始まる3年目、
大空あかりちゃんの活躍を楽しみにしながら、今日もゲームセンターへ向かうのだ。
大人って、子供よりはお金持ってるし遅い時間に遊んでも怒られないから
この手のゲームがたくさんできるね！たのしいね！
働いてて良かったと心のそこから思った。
まとめ
アイカツ！はたのしくてかわいい。
アイカツ！はキャラも話も歌も素敵でハッピーなコンテンツ。
ゲームまで足を踏み入れると、もどれない。
幼き日の思い出が進化するたのしみと、あの頃よりある財力を感じることができる。
そしてなによりかわいい成分を全身に浴びることができる。しあわせがいっぱいの作品です。
3年目も応援します。
